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デグーの骨折について徹底解説

デグーも骨折をする

私達人間は不慮の事故によって骨折をしてしまうことがありますが、デグーにも骨折してしまうことがリスクとして考えられます。

今回の記事では、

  1. デグーがどういったシチュエーションで骨折してしまうことが多いのか?
  2. デグーが骨折したら飼い主はどうすればいいのか?

の2項目を中心に解説していこうと思います。

もちろん骨折などは誰しもが起こってほしくないと思っているし、起こらない事が一番良いのですが、いざ骨折したときに慌てることのないように、事前に知識を頭の片隅にでも入れておくと良いと思います。

デグーの骨折の原因

「デグーがどのような時に骨折するか」については、様々な事例がありますが、特に多いのは以下の2つの原因によるものです。

  1. 高いところから落下して骨折
  2. 人や物に踏み潰されることによる骨折

今回はこの2点の原因を中心にお話ししていこうと思います。

事例①:高いところから落下して骨折

高いところから落下してしまうことでの骨折はとても多い事例としてあります。

あなたの家で、デグーのケージはどういうところに設置していますか?棚の上などに設置してはいませんか?

デグーのケージは、できるだけ床に置く事がベストです。高いところにケージを置いておくと、落下事故の危険性は増加します。

我が家でも、デグーを飼い始めた数日間はデグーのケージが結構なスペースを取る、ということで、衣装棚の上に設置しておいたのですが、ケージを開けると勢い良くデグーが外に出てくるので、危ないと思い、それからケージは床に直接置くようになりました。

時々ブログやTwitterなどで見かけることが多いのですが、特にデグーを多頭飼いしている方でデグーのケージを縦に重ねて置いている方がいますが、極力やめたほうが良いのではないか?と個人的には思います・・・。

仮に高さ130センチの棚の上にケージを置いていて、そこから落下すると、デグーの身長を10センチと考えると、身長の13倍の高さから落下することになります。

人間の身長で考えると、160センチの人が20メートルの高さから落ちるって考えたら大変なことですよね!?

デグーと人間の身体能力は異なるのでそのようなたとえは適切ではないかもしれませんが、落下したらそのくらいたくさん負担がかかる、という意識を持っておくことは大切だと思います。

※ちなみに、高さ20メートルというのはマンションの6階や7階と同じくらいの高さだそうです。ここから人間が落ちたら・・・どうなるかお分かりですね。

事例②:人や物に踏み潰されることによる骨折

以下の文章は、デグーを飼育されている方のブログを引用したものです。実際に起こった事例として、参考にしてみてください。

本日午後10時過ぎ、ななが息を引き取りました。

死因は頚椎骨折、即死です。

私が殺しました。

世話もひと段落し、爪先立ちで正座していたとき、二匹が別々に遊んでいたので、一息つこうと思い、足の甲を床につけた瞬間でした。

ななが走りこんできて、私の足の甲の付け根で、頚椎をごりっと折ってしまいました。

1mほどおぼつかない足元でダッシュしたかと思うと、そこで倒れ、息をひきとりました。

時間にして5秒もなかったと思いますが、私にはあまりにも長く、後悔した時間でした。

倒れたとき、呼吸は止まりました。

その後、少しだけ鼻から血を出しました。

口や下腹部からの出血は無し、内臓を損傷することなく、頚椎を一気に折ったようです。

折られたななが走ったのは、反射だったのでしょう。

引用:「デグーたちと2匹のぶー日記」さんのブログ

このように、不慮の事故というものは突然起こってしまうものです。このような事故は今後起こっては欲しくないものです・・・。

デグーの骨折の症状

デグーが骨折すると、手足を引きずって歩いたり、その部位をいつも以上に気にしたりします。

また、重症の場合、ぐったりと動けなくなったりと様々な症状が出ます。

デグーが骨折してしまったら

もしデグーが骨折してしまった事に気づいたら、できるだけ早くデグーを診てくれる動物病院に連れていきましょう。

動物病院といっても、デグーを診てくれる病院でないといけません。「デグー 病院」や「エキゾチックアニマル 病院」などで調べてみて、デグーを診てくれるかよく分からないようでしたら、直接電話でお問い合わせしてみてください。

都内でしたら、「デグー完全飼育」を監修している三輪恭嗣先生の病院「みわエキゾチック動物病院」などが良いでしょう。

[blogcard url=”http://www.miwaah.com”]

デグーの骨折は自然治癒により治る場合も、手術が必要な場合もあります。

自然治癒の場合は患部にバンドエイドなどで固定してしばらく経過を見たり、狭いケージに移動してデグーが運動することを制限したりする処置を取ります。

そして手術を行う場合は、ピンで固定したり、最悪の場合足を切断手術する場合もあります。

デグーが骨折しないためには

デグーの骨折を防ぐためには、第一に飼い主のあなたの配慮がとても重要になります。

部屋んぽをさせる時は、デグーの居場所は常に飼い主のあなたの目の届くようにしてください。

また、部屋んぽをさせている最中は、飼い主のあなたは不用意に部屋中を歩き回ったり、走り回ったりしないほうが良いです。

デグーの足は速く、急にあなたの足元に来ることもあります。誤って踏み潰すことのないように、デグーが常にどこにいるか確かめ、歩く時はすり足で移動する、ぐらいの心構えでいることが大切です。

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