オススメのデグー用ペレットの特徴・選び方のポイント
糖質の少ないペレットを選びましょう
最近ではその説を覆すような論文も発表されているため、完全に断定することは難しくなってきましたが、デグーは長らく「糖尿病になりやすい動物」といわれ続けてきました。糖尿病の研究の実験台としてもデグーが使用されてきたという経緯があります。
「デグーが糖尿病になりやすいのかなりにくいのか」に関しては、筆者である私はデグーの研究者でも糖尿病の研究者でもないので本当のところは分かりません。しかし一般的に「デグーは糖尿病になりやすい」と言われてきた以上、積極的に糖の多い食事を与えるようなリスクになると考え、我が家ではできるだけ糖の含んだ食事を与えすぎないよう、注意をしています。
糖が多いとデグーは糖尿病のリスクだけではなく、虫歯に罹ってしまう、というリスクもあります。そのため、あえて糖の多い食事を与える必要はないのかな、と思っています。
カロリーの少ないペレットを選びましょう
私達にとって、高カロリーの食事を取ることは健康上よくないことと同じように、デグーにとっても高カロリーのは健康によいとはいえません。特に、成年のデグーや肥満気味のデグーに高いカロリーの食事を与えることは避けたほうがよいでしょう。
もし、これからもデグーと健康で豊かな生活を長く続けたいのであれば、デグーの食事には十分な配慮が必要です。そもそも、デグーは基本的に牧草だけで生きることができます。デグーにとって牧草は主食なります。つねに食べ放題できる牧草を用意してあげましょう。牧草はヘルシーだけでなく、デグーの歯の噛み合わせが悪くなってしまう「不正咬合」を防いでくれる効果もあります。
牧草が健康によい食事であることに対し、デグー用の「おやつ」には注意が必要です。デグーにとって、健康な生活を送るために「おやつ」は必要不可欠なものではありません。日常的に高カロリーのおやつをたくさん与えている方は、その習慣を見直すべきでしょう。
特に、糖質の多く含まれた果物や野菜を与えることはやめたほうがよいです。少なくとも、チョコレートや飴など、人間用のお菓子は絶対に与えてはいけません。最悪の場合、デグーが中毒を起こし、急死してしまう場合もあります。
デグーに与えるペレットの量の目安は、体重の5%程度です
デグーに与える食事としては、牧草だけでもデグーは生きることが出来ますが、牧草だけでは補えない栄養分はペレットを使用して補いましょう。
デグーに1日に与えるべきペレットの量は、一般的に「体重の5%程度」と言われています。ただしこれはあくまでも目安であり、多少前後しても大丈夫です。こまめにデグーの体重を量り、体重に応じたペレットの量を与えるのが最適です。
そもそも、ペレットによって含まれる栄養成分だったりカロリーの量はバラバラなので、細かいところは適宜調整、というように大雑把で大丈夫です。毎回体重を量って、体重の5%を1グラム単位でわざわざ計算するのも大変ですので、そこまでマメになる必要はありません。
デグー飼育のプロがおすすめするオススメのデグー用ペレット
ここでは、オススメのデグー用のペレットをご紹介します。デグー用のペレットは各社からいろいろなものが発売されています。ペレットによって、それぞれ内容量や含まれる成分が異なります。
今回は、デグー用のペレットの中からいくつかピックアップしてご紹介します。もしかしたらこの中に皆さんの家でも使ったことがあるペレットがあるがもしれませんし、使ったことのないペレット、初めて見るようなペレットが見つかるかもしれません。
SANKO デグー・プラス 600g (300gx2)
[itemlink post_id=”6721″]デグー・プラスは、デグーを飼育するほとんどの方が購入し、デグーに与えたことがあるペレットだと言えるでしょう。というのも、デグー・プラスはAmazonで発売されているデグー用ペレットの中で一番の人気商品だからです。(Amazonで[デグー]と検索すると、一番上にこの商品が出てくることからおわかりだと思います。)
デグー・プラスは、SANKO、三晃商会というメーカーから発売されているペレットになります。この三晃商会からは、デグー・プラスの他にも、デグー用のケージや、デグー用の寝床など、あらゆるデグー用品を製造、販売しているメーカーです。
デグー・プラスの内容量は、600gです。チャック付きのパッケージの中には、高温や直射日光、湿度による劣化を防ぐためのアルミ製のチャック付き袋に入った300g分のペレットの入った袋が2袋同梱されています。半分づつ開封して使用できるため、劣化を出来る限り防ぐことができます。
デグー・プラスの祖タンパク質は、「15.5%以上」となっています。「ダイエット・メンテナンス」という表記がある通り、比較的カロリーが抑えめなペレットとなっております。大人のデグーにも問題なく与えることのできる、健康的なペレットです。
デグー・プラスは、Amazonで販売されているデグー用ペレットの中でも、非常にコスパの高いペレットです。基本的なペレットとして、一家にひとつこのペレットを備えておけば間違いありません。
OXBOW エッセンシャル アダルトモルモットフード2.25kg
[itemlink post_id=”6722″]「デグー用のペレット紹介の中に、モルモットフードが何であるの!?」と驚いた人も少なくないかもしれません。
モルモットフードは、かつてデグー用ペレットが市場に出回っていなかった時に、デグーの餌として代用されていました。デグーとモルモットは、両方とも草食で、食事面に関しては実はほとんど似ている動物なのです。(他にも、チンチラなどもデグーと似た食生活を送っています。)
そんなモルモットフードの中でも、このOXBOW エッセンシャルアダルトモルモットフードは特にデグーを飼育している方に愛用されているペレットです。
OXBOW エッセンシャルアダルトモルモットフードの大きな特徴として、「チモシーベース」という特徴があります。現在発売されているデグー用のフードのほとんどは、原材料にチモシーのほか、栄養価の豊富なアルファルファが使用されています。
アルファルファは幼年のデグーや成長期のデグーには栄養をつけるのに与えるのが効果的ですが、成年のデグーにはあまり与えすぎると高カロリーのため栄養過多になってしまう懸念があります。
しかし、こちらのOXBOW エッセンシャルアダルトモルモットフードに関しては、栄養価の高いアルファルファが含まれておらず、完全なチモシーベースのペレットとなっています。
チモシーベースであるので、粗タンパク質割合も14%以下と他のデグー用ペレットよりも抑えめで、ヘルシーなペレットであると言えます。(ヘルシーと言われる「デグー・プラス」でも15.5%以下です)
メディマル(medimal) デグーフード 500g
[itemlink post_id=”6723″]メディマル・デグーフードは我が家のデグーも愛用しているペレットです。このペレットはとにかく食いつきが抜群に良いです。少なくとも我が家のデグーは、他のどのペレットよりもこのペレットを一番好んで食べます。
メディマル・デグーフードはその美味しさのためか、Amazonでも非常に売れている商品です。私もAmazonで購入しますが、昨年夏ごろに私は1100円でこちらのペレットを購入することができていました。しかし品薄のためか、Amazonの販売価格はどんどん上がり、高い時には2000円近くで販売されていました。現在でも、少し価格は戻りましたが、1800円程度ととても高価なペレットです。
メディマル・デグーフードの中には2種類の形のペレットが含まれています。ひとつはチモシーベース、そしてもう一つはアルファルファベースのペレットです。味の違う2つのペレットによって、デグーが食べ飽きることを防いでくれているのでしょう。
このペレットは高価ですが食いつきは他のペレットと比較して群を抜いて良いので、我が家では「ご褒美」としてこのペレットを使用しています。たとえば、芸を覚えさせたい時、このペレットを使用することで芸を覚えやすくなるのではないか、と感じています。また、デグーを部屋んぽさせている際、ケージに戻したい時にこのペレットを使えば、ケージまで誘導しやすいです。メディマル・デグーフードへ普段から常食のペレットとして与えるよりも、ご褒美として特別な時に与える「すこしリッチなペレット」と言うことが出来るでしょう。
イースター デグーセレクション 400g (200gx2)
[itemlink post_id=”6724″]イースターから発売されているデグーセレクションは、デグー・プラスと並んでデグーを飼育きている方に広く愛用されている大人気商品です。
デグー・プラスは『ダイエット・メンテナンス』という名前の通り、カロリーが抑えめで肥満気味なデグーや成年のデグーに適したペレットですが、この「デグーセレクション」においては、デグー・プラスよりも栄養価の高いペレットです。成長期のデグーにおすすめなペレットとなっています。
デグーセレクションのペレットは、細く、長いです。我が家で飼育しているデグーが生後1ヶ月〜2ヶ月程度の時にはこのペレットの使用していましたが、その時にはペレットを半分に折って与えていました。大人のデグーであれば問題なく1本を食べることができるかと思いますが、子どものデグーには少しサイズが大きいかもしれません。
コメントを残す